kotokomaka.

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命の気配を探し続けて

自然、宇宙、生命、神話。
目に見えるものの奥に、確かに息づいている“気配”を描いています。

自動書記という方法で、下書きを持たずに線を走らせます。
考えるよりも先に、感覚が動きます。
色が重なり、呼吸のように広がり、やがてひとつの存在が立ち上がる。
それは描いたというより、生まれたものに近いのかもしれません。

kotokomaka.

作家背景

山の麓で育ち、四季の移ろいや空の広がり、風や光の変化を日常の中で感じながら過ごしてきました。
自然の中で体験した静けさや壮大さは、幼い頃から私の感覚の中に深く刻まれています。

山々の稜線、星の瞬き、土や水の匂い。
それらは単なる風景ではなく、生命の営みそのものとして心に残り、現在の制作の原点となっています。
自然と向き合う時間が、宇宙や生命の構造、そして神話の世界観へと関心を広げていきました。

表現のルーツ

幼少期より新体操、ピアノ、ドラムなど多様な表現活動に親しんできました。
身体の動き、呼吸のリズム、音の重なりや振動。
それらは今も制作の中で無意識に息づいています。

線が走る瞬間は、身体が自然に動く感覚に近く、
色が重なる瞬間は音が響き合うようでもあります。
リズムや流れ、間(ま)の感覚は、自動書記による制作と深く結びついています。

また、読書や音楽に加え、天文学や解剖学への関心も創作の源となっています。
星の軌道が描く壮大な円環、細胞が持つ緻密な構造、神話が語る象徴的な物語。
科学と神秘、構造と感情─それらが重なり合い、作品へと昇華されています。

制作姿勢

私の抽象画は、自動書記によって描かれます。
下書きを行わず、その瞬間に流れ込んでくる感覚や衝動をそのまま画面へと映し出します。

偶然のようでいて、必然でもある線や色の重なり。
その交差の中から、ひとつの“命”が立ち上がる瞬間を大切にしています。

描くのは“形”ではなく、“宿る存在”。
目に見えないものを感じ取り、それを画面に定着させること。
作品が見る人の心に触れ、静かな震えや感動を生み出すことを願いながら制作を続けています。

同じ作品は二度と生まれません。
その瞬間にしか存在しない命を、ひとつひとつ大切に描いています。

展示・活動歴

コロナ禍という特別な時期に銀座で展示を行い、作品を通して多くの方と静かな時間を共有する機会をいただきました。
現在も制作活動を継続しながら、より多くの方へ作品を届けることを目指しています。

今後も展示や発表の場を広げ、表現の可能性を探求し続けていきます。

見えない気配のかたちは、gallery. ページへ。

その瞬間に生まれた一点一点をご紹介しています。